9年目の3.11 2020.03.16更新

 この11日で東日本大震災から9年の月日が経ちました。毎年3月11日になると必ずあの時のことを思い出します。あの日、私はいつもどおり『当日配達のエフワン便』で受注や配車業務をしていました。たくさんのお仕事を受けていたのですが、その中でこの地震によって影響を受けたお仕事が2つありました。

ひとつは宮城県栗原市で荷物を集荷し、仙台空港で発送するお仕事でした。空港に向かっている最中に地震は起きました。遠く離れた大阪のエフワン便のコールセンターも違和感のある揺れ方をし、明らかに普通の地震じゃないことは直感的にわかりました。弊社の提携業者に集荷依頼をお願いしていたのですが、その地震直後から一切電話が繋がらなくなりました。ようやく連絡が取れたのは約3時間後で、状況を聞くと仙台空港に到着した時に地震が発生したそうです。すぐに水が空港まで流れてきて、間一髪で3階に避難したので、ドライバーもお預かりした荷物も無事でした。後から聞いた話では数日間、仙台空港から出ることができず、水が引くのを待っていたそうです。

もうひとつは東京駅から『新幹線の貨物便』に荷物だけを載せて、仙台駅で引き取って仙台市内へ3件配達のお仕事でした。こちらは地震が発生した時に、栃木の宇都宮あたりで新幹線が止まってしまい当日配達は困難になってしまいました。ただその状況を伝えるにも東京都内の依頼主に固定電話も携帯電話も繋がらないため、大変困ったのを覚えております。最終的に依頼主の大阪支店をホームページで調べて連絡をし、東京の依頼主にメールなどでやり取りして頂きやっと状況をお伝えすることができました。

先日も、エフワン便では防災訓練を実施しました。震度7の地震が発生したと仮定し、緊急連絡網で安否の確認を行いました。定期的に行うことによって、防災に備える意識が継続できればと思います。

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